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【2021Q4決算】半導体後工程受託製造世界最大手の業績と今後の見通し《ASE》

半導体後工程受託製造(OSAT: Outsourced Semiconductor Assembly and Test)世界最大手ASE(TWSE: 3711、NYSE: ASX)の2021年第4四半期決算をまとめました。

 

この記事を読むと

  • Q4業績振り返り
  • 来期2022Q1業績見通し
  • 中・長期的ビジネス展望

について知ることができます。

 

 

ポイントは

  • 中国市場での顧客基盤拡大戦略におけるリソース再編成
  • 先端パッケージングの売上が大幅増加
  • 高まるテスト及び先端パッケージング需要
  • 加速するIDMのアウトソーシング比率

となっております。

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

決算資料(参照資料)

以下、決算資料のダウンロード先です。

 

https://ir.aseglobal.com/html/ir_results.php

 

2021年第4四半期業績

 

  2021Q4 QoQ YoY
売上高 1,729
(約7,400億円)
+14.8% +16.2%
粗利益 329
(約1,400億円)
+6.9% +41.2%
粗利益率 19.0% -1.4 ppt +3.3 ppt
営業利益 196
(約800億円)
+6.5% +74.4%
営業利益率 11.3% -0.9 ppt +3.7 ppt
EBITDA 519
(約2,200億円)
+59.0% +98.9%
EBITDA
マージン
30.0% +8.4 ppt +12.5 ppt
EPS 7.2 +118.8% +206.4%

収益の単位:億TWD

EPS (Basic EPS)の単位:TWD

収益の括弧内は日本円換算

 

括弧内に日本円換算値を記載しました。1TWD=4.293JPYで計算しています。以降、全てこのレートに従います。

 

  • 前期比での粗利益率及び営業利益率低下要因:EMSのビジネスミックス悪化
  • 前年同期比での粗利益率及び営業利益率改善要因:ATM事業の収益性向上
  • EPSは外部要因「第4四半期にて子会社の中国主要拠点売却」を含む
  • 中国事業譲渡益の計上がない場合のEPS:Diluted EPS: 3.45、Basic EPS: 3.66

 

ASEは2021年12月に中国の主要拠点を売却しました。

複数ある中国拠点のリソースを再編成し、ASEの子会社SPILの中国拠点(蘇州市)に集中投資することが目的になります。

蘇州市のSPILは中国市場の顧客基盤拡大による高い収益性を期待されているようです。

 

業績推移(四半期別)

以下、2019年第1四半期 ~ 2021年第4四半期の間の四半期業績推移になります。

 

売上高・粗利益・営業利益

 

f:id:yu-money:20220406013352p:plain

 

売上高・EBITDA・営業利益

 

f:id:yu-money:20220406013407p:plain

 

粗利益率・営業利益率

 

f:id:yu-money:20220406013500p:plain

 

EBITDAマージン・営業利益率

 

f:id:yu-money:20220406013535p:plain

 

EPS

 

f:id:yu-money:20220406013549p:plain

 

上記グラフの2021Q4 EPSは中国事業譲渡益を含んだ数値になります。

譲渡益の計上がない場合のEPSは、前述の通りDiluted EPS: 3.45、Basic EPS: 3.66です。

 

2021年第4四半期業績(ATM・EMS事業)

次にASEの主要事業

  • 半導体IC組立・テスト(ATM: IC Assembly, Testing and Material)
  • 電子機器受託生産(EMS: Electronics Manufacturing Services)

の業績振り返りを行なっていきます。

 

    2021Q4 QoQ YoY
A
T
M

売上高 920
(約4,000億円)
+2% +26%
粗利益 257
(約1,100億円)
+4% +56%
粗利益率 28.0% - -
営業利益 161
(約700億円)
+3% +101%
営業利益率 17.5% - -
E
M
S

売上高 815
(約3,500円)
+33% +3%
粗利益 71
(約300億円)
+21% +2%
粗利益率 8.7% - -
営業利益 36
(約150億円)
+25% +4%
営業利益率 4.4% - -

収益の単位:億TWD

収益の括弧内は日本円換算

 

事業別売上高推移

 

f:id:yu-money:20220406014004p:plain

 

その他("Others")は売上全体の1%前後となっているため数値記載を割愛しております。

 

事業別売上高占有率推移

 

f:id:yu-money:20220406014024p:plain

 

 

以下、ATM・EMS事業のビジネスハイライトになります。

 

ATM事業

第4四半期ハイライト

売上高 QoQ +2% / YoY +26%

 

顧客負荷が予想を上回ったことで、当初会社が公表した業績予想を若干上回りました。

 

 

粗利益率 QoQ +0.6ppt / YoY +5.4ppt

 

粗利益率は前年同期比で大きく改善しました。

 

  • 積載量の増加
  • 効率性の向上
  • ASP(平均販売価格)

をグロスマージンの前年同期比大幅改善要因に挙げていました。

 

 

サービス別売上高推移グラフ(下記参照)と合わせて読んで頂きたいビジネスハイライトになります。

  • 先端パッケージングの売上が大幅増加
  • 先端パッケージングは2022年まで好調が続く見込み
  • テスト収入は、EAR関連の事業調整の影響を受けた2021年は低調でしたが、2022年にはアウトパフォームする見込み
  • ワイヤーボンディングの売上比率は低下したが米ドルベースでは横ばい

 

サービス分野別売上高推移

 

f:id:yu-money:20220406014350p:plain

 

サービス分野別売上高占有率推移

 

f:id:yu-money:20220406014341p:plain

 

2021年通年ハイライト

ATM事業全体
  • 売上高成長率前年比+26%
  • EARの影響を受けたビジネスを除くと前年比+45%増
  • 全てのサービスで幅広く成長達成
  • この勢いは少なくとも2022年まで続く
  • 粗利益率26.5%

 

ワイヤーボンディング
  • 売上高成長率前年比+36%
  • 2022年も二桁成長を達成する見込み

 

テスト
  • 売上高成長率前年比+12%
  • EARの影響がなければ、2022年の成長率は2021年より倍増する見込み

 

先端パッケージング
  • 売上高成長率前年比+23%
  • 2022年の成長率はこの数字を上回る予想
  • 先端パッケージングはより複雑化しており、そしてより多くの需要がある
  • 自動車向け売上は前年比+60%以上
  • 2022年に自動車向け売上が100億に達する見込み

 

EMS事業

第4四半期ハイライト

売上高 QoQ +33% / YoY +3%

 

SiP(System in Package)サービスに対する需要が想定を上回ったことにより、需要が好調に推移しました。

 

QoQ大幅・YoY小幅増加の要因として以下を挙げていました。

  • 第3四半期に部品やチップの不足による生産が遅れ、一部のSiP製品の生産サイクルが第3四半期と第4四半期に分散された
  • 一部の生産は2022年第1四半期にずれ込む予定
  • 2020年のコンシューマ向けSiP事業は当年度の2021年に比べて開始時期が大幅に遅延

 

粗利益率の低下要因については、プロダクトミックスが高材料通過型製品にシフトしたことを指摘していました。

 

設備投資

第4四半期の設備投資額はUS$4.7億でした。

 

内訳は

  • パッケージング事業:US$2.3億
    (フリップチップ 54台/バンピング 19台/WLP&SiP&WB 158台)
  • テスト事業:US$1.6億
  • EMS:US$0.7億
  • 配線材料事業とその他:US$1.3億

となっています。

その他は、建屋、スマートファクトリー、インフラ等への投資を示します。

 

2022年業績見通し

2022年第1四半期

  • 1 ~ 3月期は旧正月により稼働日数が少ないが、非常に好調な業績を見込む
  • 季節性の影響があるSiPビジネスを除いて、ATM事業はフル稼働を続ける
  • ATM事業の粗利益率は若干高くなる
  • EMS事業は季節性パターンに従い、2021年通年の平均と同程度
  • 営業利益率も同様

 

2022年通年

  • 売上高、収益率共に2021年に続いて改善
  • ロジック半導体市場の2022年成長率5 ~ 10%に対して、ATM事業は2倍の成長率を見込む

 

ATM事業に高い成長が見込まれる要因は以下2点

  • 市場の需要が非常に強い
  • IDMによるアウトソーシング加速の兆し

 

さらに

  • 価格環境は友好的かつ安定的
  • テストや先端パッケージングサービスの比率が高まっている
  • SiPの顧客ポートフォリオを拡大中
  • 2022年にはあらゆる分野から多様な背景を持つ新しいSiPの顧客が誕生することを見込む

背景もあって、2022年に初めて新規SiP顧客の売上が5億の大台に乗るようです。

 

中・長期的展望

業績について

  • 2022年のATM事業の売上高成長率と営業利益率は2014年に設定した歴史的なピークレベルを超える
  • 連結営業利益率は2021年比でさらに改善を見込む

 

市場需給について

  • 2021年第1四半期決算にて2023年には需要と供給の全体的なバランスが見えてくるとコメントしたが、現在のところ、生産能力と供給の制約は2023年以降も続くと見ている
  • 特にこの2年間は、長期サービス契約やソケットのデザインなど、お客様からの信頼を得ている
  • お客様の長期サービス契約は2023年までとなっており、今後、お客様との協業を進め、お客様のために生産能力を増強していく予定
  • IDMのアウトソーシング比率は加速
  • HPC、自動車、5Gへの移行、IoT等のメガトレンドの存在と、シリコンコンテンツの拡大が、非常に強固な市場環境をもたらしている

上記より、長期的な見通しについては楽観視しているようです。

 

まとめ

  • EMSのビジネスミックス悪化により粗利益・営業利益率QoQマイナス成長
  • ATM事業の収益性向上により粗利益・営業利益率YoYプラス成長
  • 先端パッケージングの売上が大幅増加
  • 子会社の中国主要拠点を売却し、中国向けビジネスのリソース再編成
  • 価格環境は友好的かつ安定的
  • SiPの顧客ポートフォリオを拡大中
  • 加速するIDMのアウトソーシング比率

 

では、この辺で。

拜拜~

【資産運用報告】【2022年3月】

どもども、たいかぶ(@taikabu0)です。

 

ブログ更新を怠ってる間にあっという間に4月になりました。

 

たいかぶくんがブログ更新サボっている間に気付けば4月です。

2022年1 ~ 3月期決算シーズン始まりますよ。

 

最近、というかここ半年間まともに決算レビュー記事書けていないので時間見つけて書いていきたいです。

 

今回は3月の資産運用報告です。

サクサクと進めていきます。

 

更新履歴

  • 2022年4月29日:GlobalWafersの銘柄コード修正
  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

運用成績

資産運用額

以下、3月末時点での台湾ドル建て株式資産の資産運用額と年初・前月・前年同月比です。

 

資産運用額
(3月末時点)
3,504,493TWD
(約1,489万円)
資産運用額
(年初)
3,313,675TWD
(約1,35万円)
年初比 +190,818TWD
(約+115万円)
+5.8%
(+8.4%)
前月比 -8,545TWD
(約+38万円)
-0.2%
(+2.6%)
前年同月比 +1,281,212WD
(約+627万円)
+57.6%
(+72.8%)

括弧は日本円換算による数値

 

為替レート:1TWD=4.250JPYで計算しています。以降、全てこのレートに従います。

 

運用資産推移(年初来)

以下、年初来の運用資産推移です。台湾ドル建て株式資産のみとなります。円建ての日本株式資産は含みません。現金も同様。

 

日本円表記

f:id:yu-money:20220402232256p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20220402232306p:plain

 

【グラフの見方】
:元本
:含み益
:資産運用額

またグラフ中の2021/12は12月末時点の数値になります。これを年初の運用資産としています。

 

  • 3月末時点の運用資産:1,489万円 = 元本1,354 + 含み益136
  • 前月比+2.6%(38万円増)
  • 年初比+8.4%(115万円増)

 

台湾ドル表記では前月比マイナスとなっていますが、円安のおかげで日本円はプラスとなっています\(^o^)/

円安マジック

 

評価損益額・率

ポートフォリオ全体の含み益は+10.0%+319,525TWD(約136万円)です。

 

3月上旬は生きているだけで含み益が減っていく毎日でしたが、なんとか耐えることができました、、、、、

 

私のような弱小投資家は脳死で祈るだけ、、、、、

 

 

 

年初来リターン

年初来リターンは-6.24%です。

 

年初来リターンの算出には修正ディーツ法を用いました。修正ディーツ法は、入出金を加味したパフォーマンスを計算する方法の一つです。

 

ちなみに以下、主要指数の2021年4月1日時点の年初来リターンです。

  • S&P500:-4.62%
  • NASDAQ総合指数:-8.84%
  • 台湾加権指数:-3.26%
  • 日経平均:-3.91%
  • TOPIX(東証株価指数):-2.41%

Bloomberg より

 

入出金額推移

3月末時点での2022年の入出金合計額は+412,424TWD(約175万円)です。

 

以下、年初来の月別入金額推移です。

日本円表記

f:id:yu-money:20220404010027p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20220404010037p:plain

 

ポートフォリオ

以下、3月末時点のポートフォリオ(時価総額ベース)です。

 

銘柄・アセット

f:id:yu-money:20220402231743p:plain

 

個別株: 45.6%

ETF: 54.4%

 

地域

地域別にみると

  • 台湾: 45.6%
  • 米国: 49.5%
  • 中国: 4.9%

となっています。

 

保有銘柄

次に各々の保有銘柄のパフォーマンスになります。

 

保有銘柄(個別株)

銘柄名 銘柄
コード
保有
数量
取得額
(TWD)
評価額
(TWD)
評価
損益率
TSMC
台積電
2331 1,450
(±0)
427.97 597 +38.88%
(+1.35 ppt)
Fubon Financial
富邦金
2881 4,000
(±0)
76.81 76.5 -0.84%
(+2.73 ppt)
ASE
日月光
3711 2,000
(±0)
62.71 103.5 +64.32%
(+2.38 ppt)
WIN Semi
穩懋
3105 600
(±0)
361.69 266 -26.78%
(-10.18 ppt)
GlobalWafers
環球晶
6488 100
(±0)
620.9 671 +7.59%
(±0 ppt)

括弧は前月比

 

保有銘柄(ETF)

銘柄名 銘柄
コード
保有
数量
取得額
(TWD)
評価額
(TWD)
評価
損益率
NASDAQ-100
富邦NASDAQ
00662 18,500
(±0)
50.44 55.7 +10.17%
(+10.29 ppt)
S&P 500
元大S&P500
00646 11,000
(+3,000)
37.73 40.43 +6.89%
(+8.47 ppt)
SOX
國泰費城半導體
00830 9,000
(±0)
24.72 29.33 +18.35%
(+9.16 ppt)
MSCI China Free 50
中信中國50
00752 9,000
(±0)
31.33 19.08 -39.25%
(-0.38 ppt)

括弧は前月比

 

取引した銘柄

以下、3月に取引した銘柄です。

 

新規購入
  • なし

 

追加購入
  • S&P 500 ETF:3,000株

 

売却
  • S&P Gold ETF:10,000株

 

まとめ

  • 3月末時点の運用資産:1,489万円
  • 前月比+2.6%(+38万円)
  • 年初比+8.4%(+115万円)
  • 1 ~ 3月の合計入金額:+175万円(前月比-62万円)
  • 年初来リターン:-6.24%
  • 円安マジックでなんとか息しています

 

では、この辺で。

拜拜~

【資産運用報告】【2022年2月】

どもども、たいかぶ(@taikabu0)です。

 

皆様お久しぶりです。

長い間ブログ更新を怠っておりました、、、、

 

1ヶ月遅れですが2月の資産運用報告になります。

3月の資産運用報告は翌日アップ予定です。

 

更新履歴

  • 2022年4月29日:GlobalWafersの銘柄コード修正
  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

運用成績

資産運用額

以下、2月末時点での台湾ドル建て株式資産の資産運用額と年初・前月・前年同月比です。

 

資産運用額
(2月末時点)
3,513,037TWD
(約1,452万円)
資産運用額
(年初)
3,313,675TWD
(約1,375万円)
年初比 +199,362TWD
(約+77万円)
+6.0%
(+5.6%)
前月比 +486,848TWD
(約+197万円)
+16.1%
(+15.7%)
前年同月比 +1,449,803WD
(約+663万円)
+70.3%
(+84.0%)

括弧は日本円換算による数値

 

為替レート:1TWD=4.132JPYで計算しています。以降、全てこのレートに従います。

 

運用資産推移(年初来)

以下、年初来の運用資産推移です。台湾ドル建て株式資産のみとなります。円建ての日本株式資産は含みません。現金も同様。

 

日本円表記

f:id:yu-money:20220403181715p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20220403181724p:plain

 

【グラフの見方】
:元本
:含み益
:資産運用額

またグラフ中の2020/12は12月末時点の数値になります。これを年初の運用資産としています。

 

  • 2月末時点の運用資産:1,452万円 = 元本1,377 + 含み益75
  • 前月比+15.7%(197万円増)
  • 年初比+5.6%(77万円増)

 

評価損益額・率

ポートフォリオ全体の含み益は+5.3%+181,249TWD(約75万円)です。

 

  • 219万円(年初) → 75万円へ縮小

 

毎晩枕を濡らしています………

 

年初来リターン

年初来リターンは-10.56%です。

 

年初来リターンの算出には修正ディーツ法を用いました。修正ディーツ法は、入出金を加味したパフォーマンスを計算する方法の一つです。

 

入出金額

2月末時点での2021年の入出金合計額は+562,305TWD(約232万円)です。

 

ポートフォリオ

以下、2月末時点のポートフォリオ(時価総額ベース)です。

銘柄・アセット

f:id:yu-money:20220403181732p:plain

 

個別株: 45.8%

ETF: 54.2%

 

地域

地域別にみると

  • 台湾: 45.8%
  • 米国: 49.3%
  • 中国: 4.9%

となっています。

 

保有銘柄

次に各々の保有銘柄のパフォーマンスになります。

 

保有銘柄(個別株)

銘柄名 銘柄
コード
保有
数量
取得額
(TWD)
評価額
(TWD)
評価
損益率
TSMC
台積電
2331 1,450
(±0)
430.72 595 +37.53%
(+5.26 ppt)
Fubon Financial
富邦金
2881 4,000
(+4,000)
76.81 74.4 -3.57%
(±0 ppt)
ASE
日月光
3711 2,000
(±0)
62.71 120 +61.94%
(+7.14 ppt)
WIN Semi
穩懋
3105 600
(±0)
361.69 303 -16.6%
(+3.3 ppt)
GlobalWafers
環球晶
6488 100
(±0)
620.9 671 +7.59%
(+11.56 ppt)

括弧は前月比

 

保有銘柄(ETF)

銘柄名 銘柄
コード
保有
数量
取得額
(TWD)
評価額
(TWD)
評価
損益率
NASDAQ-100
富邦NASDAQ
00662 18,500
(±0)
50.44 50.5 -0.12%
(+0.07 ppt)
S&P 500
元大S&P500
00646 8,000
(+2,000)
38.03 37.52 -1.58%
(+3.02 ppt)
S&P Gold
元大S&P黃金
00635U 10,000
(+10,000)
25.37 25.74 +1.23%
(±0 ppt)
SOX
國泰費城半導體
00830 9,000
(±0)
24.72 27.06 +9.19%
(-0.98 ppt)
MSCI China Free 50
中信中國50
00752 9,000
(±0)
31.33 19.2 -38.87%
(-6.12 ppt)

括弧は前月比

 

取引した銘柄

以下、2月に取引した銘柄です。

 

新規購入
  • Fubon Financial:4,000株
  • S&P Gold ETF:10,000株

 

追加購入
  • S&P 500 ETF:2,000株

 

売却
  • China Development Financial:2,000株

 

まとめ

  • 2月末時点の運用資産:1,452万円
  • 前月比+15.7%(+197万円)
  • 年初比+5.6%(+77万円)
  • 1 ~ 2月の合計入金額:+232万円
  • 年初来リターン:-10.56%

 

では、この辺で。

拜拜~

2021Q4決算前半戦から見る2022年半導体市況《$ASML、$KLAC、$LRCX、$TER、$TSM、$UMC》

Q4決算シーズンの前半を折り返しましたので、Q4決算前半組の決算から2022年の半導体市況についてまとめました。

 

  • 半導体工場への巨額設備投資
  • サプライチェーンによる供給制約
  • 5G・EV・サーバーのメガトレンド

と需給の入り乱れるカオスな半導体業界(いつものこと)ですが、半導体大手各社の決算カンファレンスコールから今年の半導体業界の市況をまとめました。

 

この記事では半導体製造・検査装置大手4社

  • ASML(Euronext: ASML、NASDAQ: ASML)
  • Lam Research(NASDAQ: LRCX)
  • KLA(NASDAQ: KLAC)
  • Teradyne(NASDAQ: TER)

と、半導体ファウンドリ大手2社

  • TSMC(TWSE: 2330、NYSE: TSM)
  • UMC(TWSE: 2303、NYSE: UMC)

の決算内容を取り上げております。

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

半導体前工程製造装置市場

半導体前工程製造装置(WFE: Wafer Fab Equipment)市場は2022年においても引き続き力強い成長を遂げると見込まれています。

 

2022年におけるWFE市場の強気なプラス成長裏付け要因は以下の3点になります。

  • 半導体工場の建設ラッシュ(現時点で20以上)
  • ファウンドリ・IDM各社による大型設備投資計画
  • 複数のプロセスノードにまたがる同時投資と資本集約度の高まり

 

以下、Lam Researchの決算カンファレンスコールでの一文です。上記1点目の引用になります。

 

Across the semiconductor industry, we see more than 20 new fabs being built, and customers have already announced significant capex increases for the year. Consequently, we expect 2022 WFE spending to be in the $100 billion range, with strong growth across all segments. We believe that our performance in 2021 has strengthened our ability to win in the robust demand environment we see ahead.

 

― Lam Research 2021 Quarter Financial Conference Call より

 

以下、KLAの決算カンファレンスコールでの一文です。上記3点目の引用になります。

 

Calendar 2022 is setting up to be another year of strong growth for WFE. We see demand momentum throughout 2022 across our major end markets. The strength and the demand we're seeing reflects KLA's essential role in supporting our customers' drive to innovate and continue to invest in future technology nodes. In foundry and logic, simultaneous investments across multiple nodes and rising capital intensity continues to be a tailwind.

 

― KLA Corporation Reports Fiscal 2022 Second Quarter Results より

 

ASMLのカンファレンスコールにおいても、「先端プロセスのみならず、レガシープロセス需要も高まっており、同社の製品需要が強まる」とコメントされておりました。

 

Looking beyond 2022, global megatrends, we talked about at Investor Day, a broadening in the application space and fueling demand for advanced and mature nodes, growth in semiconductor end markets and increasingly higher lithography intensity, driving demand for our products and services.

 

― ASML Q4 2021 and full-year financial results より

 

 

特に、前述した成長要因の2点目と3点目

  • ファウンドリ・IDM各社による大幅な設備投資計画発表
  • 複数のプロセスノードにまたがる同時投資と資本集約度の上昇

についてはファウンドリ大手2社、TSMCとUMCの決算カンファレンスコールが参考になります。

 

TSMC、440億USドルの巨額設備投資

半導体ファウンドリ世界最大手のTSMCは2022年計画設備投資額を440億USドルと発表しました。

 

向こう2 ~ 3年を会社の高成長期と位置づけており、資本集約度を高めるとのことです。

 

In 2021, we spent USD 30 billion to capture the strong demand and support our customers' growth. In 2022, our capital budget is expected to be between USD 40 billion to USD 44 billion. Out of the USD 40 billion to USD 44 billion CapEx for 2022, between 70% and 80% of the capital budget will be allocated for advanced process technologies, including 2-nanometer, 3-nanometer, 5-nanometer and 7-nanometer. About 10% will be spent for advanced packaging and mask making and 10% to 20% will be spent for specialty technologies.

 

― TSMC 4Q21 Earnings Conference and Conference Call より

 

440億USドルの投資額は

  • 70 ~ 80%:最先端プロセス
  • 10%:先端パッケージング及びマスキング技術
  • 10 ~ 20%:特殊テクノロジー

に充てる計画です。

 

特殊テクノロジーは

  • MEMS
  • CIS(CMOSイメージセンサー)
  • 組み込み不揮発性メモリ

を想像していただけるとよいです。

 

組み込み不揮発性メモリについては以下の記事で詳しくまとめております。

 

taikabu.com

 

UMCも前年比+66%の設備投資

ファウンドリ大手のUMCも前年比+66%の設備投資計画をQ4決算で発表しました。

 

For page 17, so far, our - currently, our 2022 CapEx is budget around $3 billion. And for year 2021, the actual spending was about US$1.8 billion.

 

― UMC 4Q 2021 Conference Call より

 

UMCは28nmファブへの投資に集中しています。

 

 

TSMCの会社規模に匹敵するIntel、Samsungも同様に大型設備投資計画を発表しており、今後数年間のWFE市場はこれら企業の大型設備投資計画を追い風に強い成長が続くと考えるのが妥当です。

 

装置メーカー、足枷はサプライチェーンの制約

WFE市場は力強い成長を見込みながらも装置メーカーが口を揃えて報告するのは、「もっと稼げた。」、「サプライチェーンの制約を受けている。」です。

 

  • COVID-19、貨物・物流オペレーションによる混乱
  • 熟練労働者不足の深刻化

等により供給面での課題が広がっています。

単独供給による部品など、特定コンポーネントの大幅不足が続いている模様です。

Looking into the first weeks of 2022, we see that supply challenges have broadened, with the COVID omicron surge adding further disruption to freight and logistics operations, as well as exacerbating skilled labor shortages. We also continue to encounter significant scarcity of certain components and parts, including semiconductors.

(中略)

We are aggressively working on the issues with our suppliers and believe we will see progressive improvement as we move through the next few quarters. Overall, for calendar year 2022, we expect to deliver strong across-the-board revenue growth. On the demand front, we are seeing continued momentum in wafer fabrication equipment spending.

 

― Lam Research 2021 Quarter Financial Conference Call より

 

半導体エッチング装置大手のLam Researchは今後数四半期の間で徐々に改善が見られるとしつつも予断を許さない状況であります。

 

シリコンウエハ欠陥検査装置を手がけるKLAは

  • 製品リードタイム長期化による生産量の制限
  • 単一サプライヤー側でのCOVID-19関連起因の混乱
  • これらにより製品プラットフォーム間での部品納期遅れ

を指摘しており、3月四半期の収益予想は-8 ~ -10%としております。

 

またCOVID-19は流動的にダイナミックに弱まったり強んだりするため、短期的な部品調達予測が難しい点も指摘しております。

However, rising product lead times driven by increased supply chain constraints is limiting our near-term output. These issues are reducing our revenue expectation by 8% to 10% for the March quarter. Specifically, COVID-related disruptions at a number of single-source suppliers have exacerbated what has already been a difficult supply situation where these suppliers have been challenged to meet demand by running their production at max capacity. These disruptions are causing delays in parts delivery timing across multiple product platforms.

 

― KLA Corporation Reports Fiscal 2022 Second Quarter Results より

 

ファウンドリ市場

半導体工場巨額設備投資を背景に引き続き好調な一年となる一方、サプライチェーンの制約を受けているWFE市場ですが、次は彼ら装置メーカーのお客様となるファウンドリ市場を見ていきます。

ファウンドリ大手2社の設備投資については前述しましたので、こちらでは市場成長と需給にフォーカスしたいと思います。

 

2022年の成長率については、ファウンドリ市場は他ビジネス(IDM、ファブレス)を上回る成長率を達成すると予測されています。

 

ファウンドリ市場の成長率と成長要因は以下の通りです。

  • 2022年成長率:+20%(見込み)
  • ①稼働率
  • ②生産キャパの拡大
  • ③価格上昇

 

For the full year of 2022, we forecast the overall semiconductor market excluding memory, to grow approximately 9% while foundry industry growth is forecast to be close to 20%.

 

― TSMC 4Q21 Earnings Conference and Conference Call より

 

特に半導体ファウンドリ世界最大手のTSMCは2022年の成長率を20%後半と見込んでいます。

 

レガシープロセスへの設備投資は28nmに集中

28nm(22nmも含む)と言えば、半導体不足の騒がれる、そして需要が強いプロセス帯になります。

 

このプロセス帯は3DのFinFETトランジスタに移行する前の、いわゆるプレーナ型トランジスタの最後であり、コストが低いのが特徴です。

 

ここのプロセスを用いる代表的な半導体ICとして

  • ディスプレイドライバIC
  • ネットワークIC
  • NAND制御IC
  • 車載マイコン

が挙げられます。

 

つまり

  • 去年までのトレンド:在宅ワーク
  • 今後のトレンド:EV・自動運転

と相関の強い半導体デバイスとなります。

 

複数ディスプレイ設置及びSSDへの置き換えによる作業効率化、ビデオ通話・会議に必須な高速な通信環境、等。

 

更にEV・自動運転推進による車室内環境の高機能化により高機能マイコンが必要になります。前述した、ディスプレイ、ネットワーク、ストレージも必要になってきます。

 

もう少し掘り下げると、先ほど軽く取り上げた特殊テクノロジーの一例として挙げた組み込み不揮発性メモリはこれらのICに埋め込まれて使用されております。

 

ただ需要が強いと言いながらも、各社生産キャパ拡大を進めておりますので過剰供給懸念が付きまといます。

実際、UMCはカンファレンスコールで一時的な過剰供給懸念についてコメントしていました。

 

On the supply side, based on the announced capacity expansion plan, we do see the oversupply situation at 28-nanometer to happen beyond 2023, not before 2023. But we still also believe the oversupply situation will be mild and show that - given the 28-nanometer will be a sweet spot for many applications, then expect the demand will continue to migrate to 28-nanometers and that 28-nanometer demand will continue to grow.

 

― UMC 4Q 2021 Conference Call より

 

  • 2023年以降に28nm製品の過剰供給が起こる可能性
  • 半導体デバイスの28nm移行が起こるため、結果として成長する

 

TSMCとUMCのみでなくSMICやGlobalFoundries、その他含め、各社がコア収入としているプロセスであるため今後も動向に注視必要であります。

 

半導体市場全体

最後に半導体市場全体の見通しについてです。

 

半導体デバイスはロジックとメモリがそれぞれ大きな市場パイを持っており、両製品が2022年も引き続き市場を牽引すると予測されています。

以下、(製造・検査装置メーカー視点の)半導体デバイス市場の見通しについてまとめました。

 

  • ロジックとメモリが引き続き半導体市場を牽引
  • 5G・EV・IoT等のメガトレンドにより先端・レガシープロセス共に需要強い
  • DRAMビット成長率は10%後半を見込む
  • DRAMはより高度なノードに移行していき、EUV需要がさらに増加
  • NANDはDRAMよりも急速に成長(特に3D NAND)

 

より高度なノードへ移行の進む、DRAM

DRAMは製造の一部工程にEUVを導入しており、今後もEUV導入工程の増加DRAMデバイスそのものの需給拡大を背景に、半導体用露光装置世界最大手のASMLはDRAMメーカーからのEUV需要に自信を見せています。

 

In Memory, we also expect to see continued growth of our business this year. With customer expectations of DRAM bit growth in the high-teens this year and the property tool utilization, bringing at very high levels, customers need to add capacity in addition to planned technology transitions to meet demand.

 

As DRAM customers migrate to more advanced nodes, we also expect to see an interest in EUV demand for Memory. We expect the 2022 Memory system revenue to be up around 25% year-on-year.

 

― ASML Q4 2021 and full-year financial results より

 

SoCテスタ市場が強いのは2023年か?

また、半導体テスタ大手Teradyneの2022年半導体テスタ市場の見通しは以下の通りです。

 

  • SoCテスタ市場:46億 (2021) → 50億USドル (2022年) へ成長
  • メモリテスタ市場:9億 → 11億USドル

 

サーバー用途で最新メモリインターフェース規格のLPDDR5 DRAMの採用が拡大する見込みです。

 

SoCテスタ事業の需要急増はTSMC製3nmプロセスの本格稼働年度を見越して、2023年予測となっております。

 

Overall, we expect the 2022 SOC market to be similar in size to 2021 at approximately $4.6 billion to $5 billion. Shifting to memory test. We expect the market in 2022 to be in the $900 million to $1.1 billion range with a midpoint that's similar to 2021. We expect spending will be weighted toward DRAM as LPDDR5 adoption expands and DDR5 for server applications ramp.

 

― Q4 2021 Teradyne Inc. Earnings Conference Call より

 

 

まとめ

  • WFE市場は2022年も引き続き力強い成長を遂げる見込み
  • 成長要因は①半導体工場の建設ラッシュ
  • ②ファウンドリ・IDM各社による大型設備投資計画
  • ③複数のプロセスノードにまたがる同時投資と資本集約度の高まり
  • ファウンドリ市場の2022年成長率は+20%を見込む
  • 成長要因は①稼働率
  • ②生産キャパの拡大
  • ③価格上昇
  • 28nmに集中する設備投資により短期的な需給バランスの崩れが懸念
  • 半導体デバイス市場はロジックとメモリが引き続き半導体市場を牽引
  • 5G・EV・IoT等のメガトレンドにより先端・レガシープロセス共に需要強い
  • DRAMはより高度なノードに移行していき、EUV需要がさらに増加

 

では、この辺で。

拜拜~

【2021年】実現・評価損益

どうも、たいかぶ(@taikabu0)です。

 

2021年通年の実現・評価損益についてまとめました。

 

株の売却をあまりしないこともあって、普段全く報告しない実現損益について記載してますのでよければ最後まで見て下さい。

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

評価損益

まずは含み損益から発表しますね。

 

12月末時点での評価損益は+528,899TWD(約219万円)でした。

 

評価損益率+19%です。

 

12月の資産運用報告時と同じ為替レート
1TWD = 4.148JPY
を使用しています。
以降、全てこのレートに従います。

 

2020年末時点での評価損益が+210,008TWD(日本円で約87万円)でしたので、約130万円の含み益増加ということになります。

 

Twitterで皆さんの報告を見ていると
PF全体の評価損益率+15 ~ 30%が多い印象です。

たいかぶは平均ですかね\(^o^)/

可もなく不可もなく/(^o^)\

負けへんことが大事やからそれでええねん

 

実現損益

さあ来ました、実現損益。

皆さんはこちらの方が気になるのではないでしょうか?

 

では2021年通年の実現損益を見ていきましょう。

 

配当金・分配金

1年間に受け取った配当金・分配金の合計(税引き前)は32,097TWD(約13.3万円)でした。

 

以下、内訳です。

 

1月 3,375TWD TSMC
2月 320TWD SOX ETF
3月 - -
4月 3,375TWD TSMC
5月 1,032TWD 台湾ハイテクETF
6月 - -
7月 3,625TWD TSMC
8月 7,000TWD WIN Semi /
GlobalWafers
9月 1,000TWD 台湾半導体ETF
10月 12,370TWD TSMC / ASE
11月 - -
12月 - -

 

TSMCは四半期ごとに配当を出していますが、基本的に台湾企業の配当権利落ち日は夏に集中しています。

従って夏の終わり〜秋にかけて配当の受け取りが集中します。

 

ちなみに現在の資産運用額が1,400万円弱ですので、ポートフォリオ全体としての配当利回りは1%以下です(笑)

 

売却益

売却損益は+42,175TWD(約17.5万円)でした。

 

ちなみに去年の売却損益も約17万円でした(笑)

 

売却損益は+48,005TWD(日本円で約17.6万円)でした。

 

― 【資産運用報告】【2020年】たいかぶの2020年実現・評価損益はいくらだった? より

 

f:id:yu-money:20220102142529p:plain

 

2022年も17万円かもしれない、、、

 

まとめ

  • 配当金:+32,097TWD(約13万円)(税引き前)
  • 配当利回り:0.94%
  • 売却損益:+42,175TWD(約17.5万円)(税引き後)
  • 評価損益:+528,899TWD(約219万円)(マボロシ)

 

では、この辺で。

拜拜~

【資産運用報告】【2021年12月】

どもども、たいかぶ(@taikabu0)です。

あけましておめでとうございます。

いつもたいかぶ.comブログを読んで頂きありがとうございます。
引き続き今年もたいかぶ.comをよろしくお願いします。

 

では早速12月の資産運用報告に入っていきます。

 

更新履歴

  • 2022年4月29日:GlobalWafersの銘柄コード修正
  • 2022年4月23日:サムネイル更新
  • 2022年2月27日:NASDAQ-100 ETFとSOX ETFの保有数量修正。NASDAQ-100 ETF:18,000 → 18,500、SOX ETF:8,000 → 9,000

 

 

運用成績

資産運用額

以下、12月末時点での台湾ドル建て株式資産の資産運用額と年初・前月・前年同月比です。

 

資産運用額
(12月末時点)
3,313,675TWD
(約1,375万円)
年初比 +1,790,753TWD
(約+743万円)
+117.6%
前月比 +125,182TWD
(約+52万円)
+3.9%
前年同月比 +1,790,753WD
(約+743万円)
+117.6%

2020年12月31日時点の資産運用額:1,522,922TWD(約632万円)

 

為替レート:1TWD=4.148JPYで計算しています。以降、全てこのレートに従います。

 

運用資産推移(年初来)

以下、年初来の運用資産推移です。台湾ドル建て株式資産のみとなります。円建ての日本株式資産は含みません。現金も同様。

 

日本円表記

f:id:yu-money:20211231023040p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20211231023050p:plain

 

【グラフの見方】
:元本
:含み益
:資産運用額

またグラフ中の2020/12は12月末時点の数値になります。これを年初の運用資産としています。

 

  • 12月末時点の運用資産:1,375万円 = 元本1,155 + 含み益220
  • 前月比+3.9%(52万円増)
  • 年初比+117.6%(743万円増)

 

運用資産が年初比2倍以上になりました\(^o^)/

含み益も86万円 → 220万円へ拡大していて素晴らしいです。

 

評価損益額・率

12月末時点でのポートフォリオ全体の含み益は+19.0%+528,899TWD(約220万円)です。

 

  • 86万円(年初) → 220万円(12月末)へ膨らんだ
  • 2021年通年の含み益増加額:140万円

 

無事に含み益200万円越えで着地しました。

 

年初来リターン

年初来リターンは+14.24%です。

 

年初来リターンの算出には修正ディーツ法を用いました。修正ディーツ法は、入出金を加味したパフォーマンスを計算する方法の一つです。

 

ちなみに以下、主要指数の2021年12月30日時点の年初来リターンです。

  • S&P500:+27.23%
  • 台湾加権指数:+23.66%
  • NASDAQ総合指数:+22.14%
  • TOPIX(東証株価指数):+10.40%
  • 日経平均:+4.91%

Bloomberg より

 

 

結局最後まで台湾・米国指数に追いつけないまま…

 

と言いつつも二桁リターンで終わったので安心しています。

 

入出金合計額(年初来)

12月末時点での2021年の入出金合計額は+1,463,397TWD(約607万円)です。

 

以下、年初来の月別入金額推移です。

日本円表記

f:id:yu-money:20211231023023p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20211231023032p:plain

 

運用資産増減額(年初来)

ということで上記を全てまとめると、2021年通年の運用資産増減額は+1,790,753TWD(約743万円)です。

 

ポートフォリオ

以下、12月末時点のポートフォリオ(時価総額ベース)です。

銘柄・アセット

f:id:yu-money:20211231023058p:plain

 

個別株: 44.8%

ETF: 55.2%

 

地域

地域別にみると

  • 台湾: 44.8%
  • 米国: 49.5%
  • 中国: 5.6%

となっています。

 

以下、時価総額ベースの地域別ポートフォリオ変移になります。

 

f:id:yu-money:20211219194403p:plain

 

【2021年振り返り①】資産運用成績とポートフォリオ変移 より

 

2021年当初の目標であった米国割合を半分に。は達成しました。

しばらくはこの割合をキープでよいかなと考えています。

 

保有銘柄

次に各々の保有銘柄のパフォーマンスになります。

 

保有銘柄(個別株)

銘柄名 銘柄
コード
保有
数量
取得額
(TWD)
評価額
(TWD)
評価
損益率
TSMC
台積電
2331 1,450
(±0)
430.72 615 +42.15%
(+5.26 ppt)
WIN Semi
穩懋
3105 600
(±0)
361.69 374.5 +3.08%
(+3.3 ppt)
ASE
日月光
3711 2,000
(±0)
62.71 106.5 +69.08%
(+7.14 ppt)
GlobalWafers
環球晶
6488 100
(±0)
628.9 888 +40.58%
(+11.56 ppt)
Phison
群聯
8299 100
(±0)
390.57 512 +30.51%
(+28.11 ppt)
eMemory
力旺
3529 10
(±0)
2,313.13 2,190 -5.75%
(+1.72 ppt)

括弧は前月比

 

  • eMemory以外は順調な伸び

 

eMemoryは11月中旬まで利が乗っていましたが、11 ~ 12月にかけて大きく下落しました。

eMemoryのような高PER銘柄は利上げ時期繰り上げ等のニュースで滅多打ちにされやすいです(笑)

 

保有銘柄(ETF)

銘柄名 銘柄
コード
保有
数量
取得額
(TWD)
評価額
(TWD)
評価
損益率
NASDAQ-100
富邦NASDAQ
00662 18,500
(+500)
50.44 58.8 +16.3%
(+0.07 ppt)
SOX
國泰費城半導體
00830 9,000
(+1,000)
27.52 34.98 +26.79%
(-0.98 ppt)
S&P 500
元大S&P500
00646 6,000
(±0)
38.82 40.68 +5.89%
(+3.02 ppt)
MSCI China Free 50
中信中國50
00752 9,000
(±0)
31.33 20.74 -33.97%
(-6.12 ppt)

括弧は前月比

 

  • チャイナETFがやばすぎる

 

結局米国指数しか勝たん

 

取引した銘柄

以下、12月に取引した銘柄です。

 

新規購入
  • なし
追加購入
  • NASDAQ-100 ETF:500株
  • SOX ETF:1,000株
売却
  • なし

 

半年以上ぶりにSOX購入

 

 

まとめ

  • 12月末時点の運用資産:1,375万円
  • 前月比+3.9%(+52万円)
  • 年初比+117.6%(+743万円)
  • 1 ~ 12月の合計入金額:+607万円(前月比+24万円)
  • 年初来リターン:+14.24%
  • 年初来リターンは14%ですが入金力でカバーして資産2倍達成!

 

では、この辺で。

拜拜~

【2021年振り返り②】1年間の総投資額と投資先内訳

どうも、たいかぶ(@taikabu0)です。

 

\皆さんの資産増えてますか?/

 

と言うのも、アメリカ株式市場の12月から新年の1月にかけては株価の上昇頻度が1年で最も高いというアノマリーがあり、クリスマス・ラリー(もしくはサンタクロース・ラリー)と呼ばれています。

 

ただ今年の12月は新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン」の感染拡大に伴う景気懸念により弱含む展開でしたが、先週後半から徐々に後退していき、クリスマス・ラリーが遅れてやってきた年になったのではないかと思います。

 

皆さんの資産もクリスマス・ラリーの恩恵を受けて増えていることだと思います。

 

ということで今回は「【2021年振り返り①】資産運用成績とポートフォリオ変移」の続きということで

  • 2021年総投資額
  • 投資先内訳

についてまとめました。

 

ちょっとでも皆様の参考になれば幸いです。

 

入金額を赤裸々に公開するというのは結構恥ずかしいことなのです。

 

taikabu.com

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

2021年の総投資額

2021年の総投資額は1,463,397TWD(約608万円)でした。

 

2021年累積投資額推移

日本円表記

f:id:yu-money:20211226004057p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20211226004105p:plain

 

 

ちなみに去年の総投資額は1,316,289TWD(当時の為替レートで約480万円)でした。

 

今年は日本・台湾ドル為替レートが円安に触れたので日本円表記すると金額が大きく増えて見えるようになっています。

 

為替レートを考慮せず台湾ドルのまま見ても、132万TWD → 146万TWDと14万TWD(約60万円)増となっていますので、まあこんなもんかなと思います。

 

taikabu.com

 

月別投資額

日本円表記

f:id:yu-money:20211223003924p:plain

 

台湾ドル表記

f:id:yu-money:20211223003934p:plain

 

 

  • 月平均約12万TWD(約50万円)の入金

 

上記グラフから自明ですが毎月コンスタントに50万円分株を買っているわけではなく、市場状況を見ながら株を買っています。

 

気になった月を軽く振り返りたいと思います。

 

2・3月

米国債長期金利(10年国債)急上昇でグロース株が大きく下落しました。

そのタイミングで大きな金額を投入しました。

 

f:id:yu-money:20211226161835p:plain

 

 

振り返ってみると、TSMC(TWSE: 2330、NYSE: TSM)はここから1年間ヨコヨコ展開を始めたんですよね…

 

TWSE: 2330

f:id:yu-money:20211225151307p:plain

 

NYSE: TSM (ADR)

f:id:yu-money:20211225151311p:plain

 

2021年1月以降レンジ相場…

株ツラァ…

年初来リターン+10%…

株ツラァ…

 

8月

セオリー的にはジャクソンホールの結果を待つのがいいんでしょうけど

私待てない性格なので100万円近く投下しました(笑)

 

現在米国主要指数は最高値を更新し続けているので、安く買えて結果オーライだったかなと( ◠‿◠ )

 

9月

取引ゼロでした。

寝ているだけで資産が減っていく我慢の1ヶ月でした。

 

翌月の10月も15万円程度と控えめな入金となっています。

 

11月

アノマリー的に強気な年末相場に向けて、11月に入ってすぐに100万円近く株を買いました。

その後もちょこちょこ買っていって、最終的には150万円程度の入金になりました。

 

投資先内訳

以下、一年間の投資先内訳になります。

 

銘柄別投資先内訳

 

f:id:yu-money:20211231124510p:plain

 

【グラフの見方】
:ETF
:個別株
マイナスは「入金 < 出金」を意味します。

 

  • NASDAQ 100 ETFへ300万円弱投下
  • 米国ETF(NASDAQ 100 / SOX / S&P 500)へ合計500万円程度投下
  • 2021年は個別株の購入額少なめ

 

まとめ

  • 2021年の総投資額:602万円
  • 2020年:480万円(為替の影響あり)
  • 来年は700万円!?!?!?

 

では、この辺で。

拜拜~

【2021年振り返り①】資産運用成績とポートフォリオ変移

どうも、たいかぶ(@taikabu0)です。

 

2021年もまだ2週間ありますが、今年の資産運用成績と保有株式資産ポートフォリオの振り返りをしていきます。

 

  • PyPFと主要指数とのパフォーマンス比較
  • 1年間のポートフォリオ変移

 

12月単月と2021年通年の正式な資産運用レポートは通常通り翌月頭にアップします。

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

米国・台湾指数に終始アンダーパフォームした一年

PyPF vs 主要指数

以下、私の資産運用成績と主要指数との年初来リターン推移比較になります。

 

f:id:yu-money:20211219194413p:plain

 

記録漏れで1, 2月の指数データ無し

 

 

12月17日時点でのMyPF年初来リターンは+10.5%

 

となっていて

  • S&P 500:+23.02%
  • NASDAQ総合指数:+17.7%
  • 台湾加権指数:+20.91%

を下回っています。

 

パフォーマンスは上記3指数を下回りながらも、ポートフォリオの大部分は台湾と米国市場が占めているためにパフォーマンス推移は台湾・米国指数トレンドと類似しています。

 

悲しくも一年通して終始米国・台湾指数にアンダーパフォームしています。

 

  • 一年通して堅調な台湾指数
  • 結局右肩上がりの米国指数
  • 秋以降失速の日本指数

 

一年通して堅調な台湾指数

台湾加権指数年初来チャート

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台湾指数は一年通して強く、概ね+15 ~ 20%台を推移していました。

 

見方を変えれば+15 ~ 20%台で停滞していたとも言えるかもしれませんが…

 

ポートフォリオの約半分を台湾株が占めているにも関わらず、台湾指数のパフォーマンスに追従できていないのは悔しいですね。

(ポートフォリオについては後述)

 

結局右肩上がりの米国指数

S&P 500年初来チャート

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米国指数はなんだかんだ結局右肩上がり推移なんですよね。

 

9月後半 ~ 10月の大幅調整も一年チャートで均して見れば絶好の買い場であったことがわかります。

 

12月中旬の今現在、市場は調整局面を迎えていますが来年から振り返って見れば最高の買いタイミングであるかもしれません。

 

結局米国指数が強い

 

秋以降失速の日本指数

台湾・米国指数には通年でほとんどアンダーパフォームしていた私の運用成績ですが、日本の主要指数にはアウトパフォームしています。

 

以下、日経平均の年初来チャートです。

 

日経平均年初来チャート

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一年かけて米国割合を増大させたポートフォリオ

次にポートフォリオの変移を振り返っていきます。

 

地域別ポートフォリオ変移

以下、時価総額ベースの地域別ポートフォリオ変移になります。

 

f:id:yu-money:20211219194403p:plain

 

【グラフの見方】
グラフ横軸のDecは2020年12月末時点の数値になります。これを年初のポートフォリオとしています。

 

私のポートフォリオは

  • 台湾
  • 米国
  • 中国

を主な構成地域としています。

その他は原油ETFになります。

 

年始 → 12月17日の変移は以下の通りになりました。

 

台湾 68.0% 44.9% -23.1 ppt
米国 18.2% 49.2% +31.0 ppt
中国 13.8% 5.9% -7.9 ppt

 

  • 優先的に米国ETFへ資金投入
  • 余剰金で台湾個別株をちまちま購入

 

台湾・米国割合が半々ぐらいまできましたね

米国割合を増やすことに努めた一年でした(`・ω・´)

中国割合に関して言えば、株価の低迷で勝手に比率が下がっていきました/(^o^)\

 

優先的に米国ETFへ資金投入

NASDAQ-100 ETFを重点的に購入しながら、S&P 500 ETF、SOX ETFのような他の米国指数連動型ETFもポートフォリオに組み入れていきました。

 

米国(49.2%)の内訳は以下の通りです。

 

NASDAQ-100 ETF 32.5 ppt
SOX ETF 9.3 ppt
S&P 500 ETF 7.4 ppt

 

余剰金で台湾個別株をちまちま購入

今年新規購入した台湾半導体株になります。

 

WIN Semi 3105 化合物半導体ファウンドリ世界最大手
eMemory 3529 ロジック不揮発性メモリIP最大手
GlobalWafers 6488 シリコンウエハ市場大手3社の一角
Phison 8299 台湾大手ICデザインハウス

 

台湾証券取引所のメインボード(日本の東証一部に相当)に上場する私の保有銘柄

  • TSMC(TWSE: 2330、NYSE: TSM)
  • ASE(TWSE: 3711、NYSE: ASX)

とは異なり、新興市場に上場する企業になります。

 

故に値動きも激しい(`・ω・´)

本記事の最後にこれら銘柄の紹介記事リンクを貼っております。

 

株価の低迷で勝手に比率の下がる中国割合/(^o^)\

上半期に中国ETFを少し追加購入しましたが、それ以降は放置状態です。

 

株価の低迷で何もしなくても勝手にポートフォリオにおける中国割合が減っています。

 

毎晩枕濡らしてます😢

 

 

2022年投資戦略というタイトルの記事を後日アップ予定です。

そちらでチャイナETFの今後について話していこうと思います。

 

まとめ

  • 米国・台湾指数に終始アンダーパフォームした一年
  • ポートフォリオにおける米国割合を増やすことに努めた一年
  • 時価総額ベースの地域別ポートフォリオ変移は
  • 台 : 米 : 中 = 7 : 2 : 1 @年始
  • 台 : 米 : 中 = 4.5 : 5 : 0.5 @12月17日

 

前述した4つの台湾半導体株の銘柄紹介記事のリンクを貼っています。
是非読んで頂きたいです。

 

taikabu.com

 

taikabu.com

 

taikabu.com

 

taikabu.com

 

では、この辺で。

拜拜~

【台湾株ニュース】指数構成銘柄入れ替え《台湾50指数》

現時点(2021年9月16日)で年初来リターン+16.48%の台湾50指数

 

構成銘柄上位にTSMC、MediaTek、ホンハイ、UMCが名を連ね、成長著しい台湾の半導体産業の拡大と共に数値が上昇していると言っても過言ではない本指数。

実際ハイテクセクターが6 ~ 7割を占めています。

 

12月3日のニュースで台湾50指数の構成銘柄入れ替えが報じられたので、追加銘柄について軽く紹介したいと思います。

また最後に台湾指数に連動するETF商品の紹介をしています。

 

S&P500指数やNASDAQ総合指数と肩を並べるパフォーマンスを出している台湾指数です。

ぜひ最後まで読んで下さい。

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

半導体銘柄追加、化学繊維銘柄除外

化学繊維企業の1銘柄が除外、半導体企業の1銘柄が追加されます。

構成銘柄入れ替えは12月17日に実施です。

 

追加銘柄

  • 欣興(3037)

 

除外銘柄

  • 遠東新(1402)

 

追加銘柄:欣興(欣興電子/英名:Unimicron)

プリント配線板(PCB)と半導体IC基板の製造・販売を手掛ける大手半導体企業です。

 

以下に過去5年のパフォーマンスを示しますが、パフォーマンスがすこぶる良いです。

 

年初来チャート

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5年チャート

f:id:yu-money:20211214003853p:plain

 

パフォーマンス

 

年初来 +153%
1年 +158%
2年 +388%
3年 +880%
5年 +1672%

 

追加候補銘柄

この入れ替えと同時に、以下5銘柄が台湾50指数の構成候補銘柄になります。

  • 開發金(2883)
  • 群創(3481)
  • 緯穎(6669)
  • 儒鴻(1476)
  • 永豐金(2890)

 

台湾50指数連動型ETF商品一覧

では最後に台湾50指数に連動するETFを紹介しておきます。

 

商品名 シンボル
元大台灣50 0050
富邦台50 006208
iShares MSCI Taiwan ETF EWT

 

0050・006208:台湾証券取引所、EWT:ニューヨーク証券取引所での取り扱いになります。

 

厳密にはiShares MSCI Taiwan ETFはMSCI台湾25/50指数への連動を目指すETFになります。

本ブログの「台湾50指数」はFTSE台湾50指数を指します。

 

前者はMSCI社、後者はFTSE社が算出するインデックスですね。

 

《過去記事》iShares MSCI Taiwan ETF

以下、iShares MSCI Taiwan ETF(NYSE: EWT)の紹介記事です。

投資対象の参考にしていただければ幸いです。

 

taikabu.com

 

《過去記事》元大台灣50、富邦台50

以下、元大台灣50(TWSE: 0050)富邦台50(TWSE: 006208)の紹介記事です。

投資対象の参考にしていただければ幸いです。

 

taikabu.com

 

taikabu.com

 

元大台灣50は台湾で一番ポピュラーなETFとなっております。ファンド規模も大きく長期積立運用に向いていると思います。

 

その他台湾の国内ETFについて知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

taikabu.com

 

まとめ

  • 12月16日時点で年初来リターン+16%の台湾50指数
  • 構成銘柄上位にTSMC、MediaTek、ホンハイ、UMC等の優良ハイテク企業が名を連ねる
  • 12月17日に本指数構成銘柄の入れ替えが実施される
  • 化学繊維企業1銘柄が除外され、半導体企業1銘柄を追加
  • 新たに指数に組み込まれるUnimicronはプリント配線板・IC基板大手

 

では、この辺で。

拜拜~

【SOX指数 vs 構成銘柄】2021年のパフォーマンス振り返り

現時点(2021年12月9日)で年初来リターン+41.43%のSOX指数(別名:フィラデルフィア半導体指数)

 

そんなSOX指数の最新(2021月12月9日時点)の

  • 構成銘柄
  • 2021年パフォーマンス

についてまとめました。

 

読みどころは

 

  • 構成30銘柄中12銘柄がSOX指数をアウトパフォーム
  • 年初来リターンマイナスは2銘柄のみ
  • 上半期に続き下半期も好パフォーマンスな半導体装置銘柄
  • 下半期で大きく株価が上昇したIC製造・設計銘柄

 

また最後にSOX指数に連動するETF商品の紹介もしています。ぜひ最後まで読んで下さい。

 

更新履歴

  • 2022年4月23日:サムネイル更新

 

 

構成銘柄

上位10銘柄

以下、12月9日時点でのiShares半導体指数連動型ETF(NASDAQ: SOXX)の構成銘柄トップ10の構成比重です。

 

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本章「構成銘柄」では、SOX指数ではなく、データの参照先をiShares PHLX Semiconductor ETF (SOXX)としています。各銘柄の比重は若干異なるかと思いますが構成銘柄は同じです。

 

  • 上位10社で全体の約6割を占める
  • GPU設計大手NVIDIA(NASDAQ: NVDA)の比重が約10%
  • 次にワイヤレス・ブロードバンド通信IC設計大手Broadcom(NASDAQ: AVGO)が約8%
  • 続いて、CPU設計製造大手Intel(NASDAQ: INTC)
  • モバイル通信IC設計大手Qualcomm(NASDAQ: QCOM)と並ぶ

 

全30銘柄

以下、構成銘柄30社の構成比重一覧になります。構成比重の大きさ順です。

 

ティッカー
シンボル
企業名 ウェイト
$NVDA NVIDIA 9.52%
$AVGO Broadcom 8.20%
$INTC Intel 6.53%
$QCOM Qualcomm 6.19%
$MRVL Marvell Technology 5.14%
$TXN Texas Instruments 5.05%
$AMD Advanced Micro Devices 3.66%
$XLNX Xilinx 4.31%
$KLAC KLA 4.21%
$LRCX Lam Research 4.04%
$MU Micron Technology 4.03%
$AMAT Applied Materials 3.95%
$ADI Analog Devices 3.94%
$MCHP Microchip Technology 3.78%
$NXPI NXP Semiconductors 3.66%
$TSM TSMC 3.22%
$ASML ASML 2.97%
$ON onsemi 2.18%
$SWKS Skyworks Solutions 2.15%
$TER Teradyne 2.09%
$MPWR Monolithic Power Systems 1.81%
$ENTG Entegris 1.60%
$QRVO Qorvo 1.43%
$STM STMicroelectronics 1.13%
$WOLF Wolfspeed 1.10%
$LSCC Lattice Semiconductor 0.84%
$UMC United Microelectronics 0.73%
$MKSI MKS Instruments 0.72%
$OLED Universal Display 0.55%
$ASX ASE Technology 0.43%

 

年初来リターン

以下、12月9日時点でのSOX指数と構成銘柄30社の年初来リターンです。年初来リターンはYTDReturn.comを参照先としました。

 

ここではSOXXではなく、SOX指数自体の年初来リターン値を使用しています。

 

SOX指数 vs 構成比重上位15銘柄

 

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SOX指数 vs 構成比重下位15銘柄

 

f:id:yu-money:20211212003831p:plain

 

【グラフの見方】
:SOX指数の年初来リターン
:SOX指数をアウトパフォーム
:SOX指数をアンダーパフォーム

 

  • 30銘柄中、12銘柄がSOX指数をアウトパフォーム
  • 18銘柄がアンダーパフォーム
  • 年初来リターンマイナスは2銘柄のみ

 

年初来リターン上位5銘柄

 

ティッカーシンボル 年初来リターン
$NVDA +130.47%
$ON +99.76%
$MRVL +92.84%
$AMAT +77.04%
$LSCC +68.51%

 

 

一生一緒にエヌビディア〜♪

それ世界四季報さんの持ちギャグ

 

Arm買収のゴタゴタはありますが非常に強い株価推移です。

 

そのNVIDIAを追いかけるようにパワー半導体設計・製造大手onsemi(NASDAQ: ON)、ネットワーク・ストレージ向け制御IC設計大手Marvell Technology(NASDAQ: MRVL)、FPGA設計大手Lattice Semiconductor(NASDAQ: LSCC)ら、半導体IC設計ビジネスを主とする企業がパフォーマンス上位にランクインしているのが2021年全体を見たときの米国半導体セクターのハイライトになるかと思います。

 

SOX指数 vs 年初来リターン上位5銘柄(年初来チャート)

以下、SOX指数をアウトパフォームした銘柄の上位5銘柄とSOX指数の年初来チャートになります。

 

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半導体製造装置大手Applied Materials(NASDAQ: AMAT)は一年通してSOX指数をアウトパフォームしていますが、IC設計会社の上半期パフォーマンスはいまいちでした。

5、6、7月辺りを起点に12月に向かって大きく株価を伸ばしました。

 

年初来リターン下位5銘柄

 

ティッカーシンボル 年初来リターン
$TSM +7.90%
$MKSI +7.26%
$INTC +4.46%
$QRVO -3.26%
$OLED -30.37%

 

SOX指数に組み込まれている30銘柄中2銘柄が年初来マイナスとなっています。

(年末にかけて株価が上昇する可能性もあります。あくまで12/9時点の話。)

 

そして悲しくも、半導体業界の超大型株であるTSMC(TWSE: 2330、NYSE: TSM)、そしてIntel(NASDAQ: INTC)のパフォーマンスがいまいちです。

 

一桁台では満足しませんよね…ʅ(◞‿◟)ʃ

 

上半期に続き下半期も好パフォーマンスな半導体装置銘柄

4月に書いた記事「【SOX指数 vs 構成銘柄】2021年前半のハイパフォーマンス半導体銘柄紹介」で半導体製造・検査装置銘柄のパフォーマンスの良さについて言及しましたが、下半期も勢いそのままに1年間を駆け抜けた(駆け抜けそう)という感じです。

 

以下、SOX指数をアウトパフォームした主な半導体装置銘柄になります。

 

ティッカー
シンボル
年初来
リターン
(4/8)
  年初来
リターン
(12/9)
$AMAT +61.25% +77.04%
$ASML +30.06% +60.31%
$KLAC +36.66% +59.57%
$LRCX +40.51% +48.69%

 

以下、年初来チャートです。

 

Applied Materials($AMAT)

 

f:id:yu-money:20211212135317p:plain

 

ASML($ASML)

 

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KLA($KLAC)

 

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Lam Research($LRCX)

 

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$LRCXは上下の繰り返しが多いですが、その他は非常に美しい右肩上がりの株価推移です

見ていて気持ちが良い( ◠‿◠ )

 

下半期で大きく伸びたIC製造・設計銘柄

通年でパフォーマンスの良かった半導体製造・検査装置銘柄とは異なり、IC設計を主とする半導体会社の上半期パフォーマンスはとても良いものとは言えませんでした。

 

具体的には4月時点

  • $AVGO:+11.63%
  • $NVDA:+10.34%
  • $MRVL:+4.46%
  • $QCOM:-7.27%
  • $XLNX:-8.5%
  • $AMD:-9.76%

といった具合でした。

 

$QCOM、$XLNX、$AMD辺りはマイナスリターンで、現時点で+130%の年初来リターンを叩き出した$NVDAでさえ+10%程度…

 

以下、SOX指数をアウトパフォームした主な半導体IC設計銘柄になります。

 

ティッカー
シンボル
年初来
リターン
(4/8)
  年初来
リターン
(12/9)
$NVDA +10.34% +130.47%
$ON +31.26% +99.76%
$MARVL +4.46% +92.84%
$LSCC +9.52% +68.51%
$XLNX -8.5% +53.19%
$AVGO +11.63% +51.95%
$AMD -9.76% +50.11%

 

$ONはICの設計・製造を共に手がけるIDMですが、その他銘柄は全て自社ファブを持たないファブレスIC設計企業になります。

 

$ONを除けば、2021年4月時点でマイナスもしくは一桁台のパフォーマンスであった銘柄が年末にかけて+50 ~ +130%まで株価上昇すると思うとなかなかすごいです。

 

以下、年初来チャートです。

 

NVIDIA($NVDA)

 

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onsemi($ON)

 

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Marvell Technology($MRVL)

 

f:id:yu-money:20211212135337p:plain

 

Lattice Semiconductor($LSCC)

 

f:id:yu-money:20211212141056p:plain

 

SOX指数連動型ETF商品一覧

では最後にSOX指数に連動するETFを紹介しておきます。

 

00830は台湾の証券取引所での取り扱いになります。

SOXL、SOXS、SOXXはアメリカです。

 

商品名 シンボル
Cathay U.S. PHLX Semiconductor Sector ETF 00830
Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares SOXL
Direxion Daily Semiconductor Bear 3X Shares SOXS
BlackRock SOX Index ETF (SOXX) SOXX

 

  • 00830、SOXX:SOX指数に連動する投資成果を目指すETF
  • SOXL:SOX指数の運用実績の3倍の投資成果を目指すレバレッジETF
  • SOXS:SOX指数の運用実績の逆数の3倍の投資成果を目指すレバレッジETF

 

まとめ

  • SOX指数年初来リターン:+41% @2021年12月9日時点
  • 構成銘柄のNo.1年初来リターン:NVIDIA($NVDA) +130%
  • 構成30銘柄中12銘柄がSOX指数をアウトパフォーム
  • 年初来リターンマイナスは2銘柄のみ($QRVO、$OLED)
  • 上半期に続き下半期も好パフォーマンスな半導体装置銘柄($AMAT、$ASML、$KLAC、他)
  • 下半期で大きく株価が上昇したIC製造・設計銘柄($NVDA、$ON、$MRVL、他)

 

4月に2021年前半のSOX指数構成銘柄パフォーマンスについてのまとめ記事を書いているので、そちらも合わせて読むと1年間の流れがよりわかるかと思います。

 

taikabu.com

 

では、この辺で。

拜拜~